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「登山学校・基本コース」
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 第8回[第8コース/テーマ:山でのケガや事故の対応]
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三角巾を使って足首の固定法を学ぶ
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参加者のみなさん(清滝川の潜没橋で)
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左=北山杉の林  右=落合橋
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滑りやすい箇所での三点支持(確保)の練習
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 栂ノ尾のバス停を降りると、さすが北山の入口と呼ぶに相応しい結構な寒さである。京都の市街地とはかなり温度差があるようだ。しかし、空は青く澄みわたり、予報では昨日に引きつづき晴れて日中は暖かくなるとのことである。
 9時40分、3班体制をとり出発する。今回は第8コースとなり、早いもので本年度もあと1回を残すのみとなった。生徒の皆さんも手馴れたもので、集合から準備を整え各班出発前のミーティングまでのなんと手際のよい流れ、あっぱれだ。
 出発地点の国道162号は工事中で、狭いため1列縦隊で歩き出す。片側車線の所はガードマンの案内で、バリケードの内側を通らせてもらい安全確保ができた。その危険な国道ともすぐにお別れとなり、安全なトレイルコースに入る(標識88)。
 今回のコースは、京都一周トレイルには珍しく大半が渓流沿いの上流から下流に向かう楽ちんコースになっており、主な登りは後半の落合から六丁峠までである。
 ほどなく西明寺表参道を右岸側に見るものの、上を見上げると春になれば皆の目を瞠らせるツツジの群落も冬枯れを呈している。また、春や秋には賑わいを見せる川べりの料亭も扉を閉ざしている。それを横目に見ながら関西電力のダム横を通過する。ここで取り入れた水の行方と、川下にある発電所で電気をつくる仕組みの説明を聞きながら左岸の道を行く。両側に北山杉の並木道を進む。現世とは少しかけ離れた雰囲気を味わいながら、事前に渡されている地形図でチェックポイントを確認し、今までに習ったことを復習して「読図」の力を高めていく。しかしながら、進むにつれて周辺の倒木の多さにだんだん目を奪われ、改めて先般の雪害の威力を目の当りにして凄さを肌で感じた。
 清滝に到着し、愛宕山表参道入口広場で好天気のもとゆっくり昼食をとる。食後は本日の実習のひとつ「山でのケガや事故の対応」として室内学習で学んだ三角巾を使った捻挫時の足首固定法や応用編の実習。ケガを負った時の処置や搬送法の復習と装備の紹介を受ける。指導は室内学習に引きつづき宮井氏で、なかなか理解しやすい端的な内容であった。
 みんな「なるほど」と思いながらも、実際に遭遇した時の心配なのか質問が多くあった。それも納得のいく回答で、安心して聞くことができ中身のある内容となった。
 午後のコースに戻る。倒木の凄さを午前以上に実感しながら、潜没橋を使った降雪時の渡り方や滑りやすい岩場の通過方法・三点支持(確保)などを学習し、意識しながら歩を進めて落合橋へ到着する。
 トンネルをくぐり、清滝川と保津川の合流点の絶景を崖の上より眺める。その後、対岸の芭蕉の句碑を鑑賞。振り返ると、先ほどの絶景を眺めた崖が最上部より切立った所にあることを知り背筋が寒くなった。
 六丁峠を越え、鳥居本の一の鳥居を過ぎると風致地区の観光街となるが、毎年遭遇する大勢の人込みもなくゆっくりと観光客気分で小洒落た店々を見ながら嵐山に向かう。日当たりのよい所では馬酔木(アセビ)の花が咲き、嵐山(亀山)公園内の梅も今が盛りと咲き誇り、春の香りを満喫する。
 大堰川沿いの道は、渡月橋近くへ来ると相変わらずの人込みで賑わっている。河畔の小督塚(こごうづか・謡曲「小督」の旧跡)に寄り、説明を聞き、いにしえのロマンに想いを寄せる。渡月橋を渡り、中の島公園でストレッチと最終連絡を終え解散となった。
 今日の日中は思わぬ小春日和となり、事前にスタッフで凍結や残雪、コース内の倒木などへの対応を十分に検討していたが不要に終わった。無事終了し春の予感を満喫できた一日だった。(K.K)


《時間記録》
 実施日=2月26日。参加者=38名(受講者=31名+スタッフ=7名)
 栂ノ尾出発(9:40)〜清滝・愛宕山登山口(11:45〜13:05)〜落合橋(14:20)〜鳥居本・一の鳥居(15:00)〜中之島公園(解散=16:20)
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