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「登山学校・基本コース」
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 第4回[第4コース/テーマ:山の地図]
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「つつじヶ丘」で眺望と山座同定を楽しむ
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左=等高線の詰まり具合を確認して急坂を登る  右=方向と地形を理解して尾根から谷へ(「ボーイスカウト道」で)
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参加者のみなさん
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左=ミカエリソウ  右=フシグロセンノウ
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 9時、「ケーブル八瀬」駅に集合。今回のテーマは「読図」。したがって、地形図とコンパスは必携。各自、地形図に赤で磁北線を引いてくることが宿題となっていた。乗車前の時間に、吉村副校長と「読図の3ポイント」――1、現在地を確認する 2、地形図上で目的地までをイメ−ジする 3、実際に歩いて確かめる――を復習する。
 1週間前に講義は受けたものの、今回初めて手にする等高線だらけの地形図とプレ−トコンパス。これらをどう使っていくのか?――不安と期待を抱えながら、9時30分発のケ−ブルに乗車する。
 「ケーブル比叡」駅では、坂本からのスタッフと合流。参加者34名、スタッフ11名、総勢45名で、いつものように4班に分かれて実地登山がスタートする。
 各班とも「読図」を追求するために、別紙資料に示された地形的な大きな特徴や地形図の地図記号などを地形図上で「先読み」し、等高線の傾斜と現地の地形を比べたり、尾根・谷・ピーク・鞍部・山腹を実感しながら進んで行くことを確認しあう。
 標識1を出発し、建物が撤去されたスキ−場跡や標識4の展望所(「つつじヶ丘」)では、めざす二つのピ−ク=横高山・水井山=と地形図で位置を確認する。遙か西山方面の稜線はかすんで見えにくかったが、谷間に見える大原地域の黄金色には秋の気配を感じた。
 標識5から府県境を越えて滋賀県に入り、延暦寺境内の西塔区域へと進む。比叡山でもっとも聖域とされる最澄の御廟所がある浄土院、西塔の本堂である釈迦堂を経て、しばらくは府県境の尾根歩きがつづく。
 玉体杉まで地形図上で約4センチメートル。つまり、尾根道を約1キロメートル歩くとなると何分かかるのかを各自で計ってみる。やがて、京都の市街地を一望できる玉体杉に到着。
 次の標識12「峰辻」では、横高山のピ−クまでの等高線を数えて標高差を調べる。等高線の詰まり具合と急坂の登りを体験し、各自で時間も計ってみる。「しんどかったけど、思ったより短い時間で登れた」という声が聞かれた。
 昼食後には、班ごとにプレ−トコンパスを用いて、整置・構え方・現在地から直近の目的地へ進む方向を知る三つの手順などを学ぶ。また、地形図にあらかじめ磁北線を引いておくのは、その準備であることが確認できた。
 記念写真を撮り、京都一周トレイルの中で最高地点の水井山に向かって順次出発。横高山で体験したことを生かし、見当をつけて登れた水井山山頂では三角点を確認し、仰木峠まで府県境の杉木立の中を進む。
 仰木峠では、尾根道を北に少し登った隠れ展望所で琵琶湖方面を一望し、気分新たに下山にかかる。「ボーイスカウト道」の急な下り坂が終了し、小川にかかる橋を渡り切った林道上で、先頭の岩本スタッフと参加者1名が突然数匹の蜂に襲われた。その様子を見て近づいた吉村副校長も次に刺されるというアクシデントが発生。
 各班が集まったので、他のメンバ−は橋の手前で待機する。少し時間を置いて、谷が合流する右岸に迂回ルートを探しに行った竹内さん(スタッフ)まで刺され、橋の付近は危険と判断してさらに右岸下流へ向けエスケ−プした。雨具上下を着て、ロープがフィックスされた斜面をスタッフの誘導で下流(左岸)約50メートルの林道に出る。この件で、予定していた惟喬親王の墓には立ち寄らず、終了地点になる戸寺集落の薬師堂へ下山した。
 被害にあった4人には、刺された患部を流水で洗い流し、携帯していたポイズンリムーバーで毒を吸い出す応急処置をとる。同時に、各自に呼吸困難や意識障害、悪寒などのショック症状が出ていないことを確認する。また解散後、急いで病院で診察を受けるよう勧めた。(I.R)

その後の経過
 刺された後、全員に強い痛み(灼熱痛)や腫れがあったものの、治療によって16日現在ではそれらはほぼ解消され、痒みが残る程度にまで快方されている。


《時間記録》 「ケーブル比叡」駅・標識1(10:05)〜釈迦堂(11:35)〜玉体杉(12:45)〜
横高山(12:45〜13:40)〜水井山(14:00)〜仰木峠(14:52〜15:00)〜薬師堂(16:30、解散=16:50)
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