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「登山学校・基本コース」
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 第8回[第8コース/テーマ:アクシデントに備えて]
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左=水量が多く迫力ある錦雲渓  右=潜没橋を渡る
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愛宕山ケーブルの駅舎跡で
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ザックを使った搬送法をみんなで体験
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左=金鈴峡の流れ  右=落合
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保津川を見下ろす(六丁峠への道から)
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 どんよりした曇り空のもと、集合場所の栂ノ尾駐車場付近は弱い霧雨の水滴がときおり頬に当るあいにくの天気である。しかし、気温はこの時期にしては高くて寒くない。
 天気予報では、前日から「昼ごろから本格的な雨降りになり、風も南風が強く吹き春一番になるかもしれない。春の嵐になる恐れがある」と繰り返し注意を喚起していた。
 集合前のスタッフ間では、もし予報どおりになるとコース後半の清滝〜落合間の清滝川右岸の道は急傾斜の崖下を通っているので、雨水が流れ落ちると不安定な岩屑を流して落石があり危険な状態になることが考えられる。したがって、午後のコースを清滝トンネル上の試峠越えに変える相談をしていた。また、昼食後の実習(大型ザックを使う負傷者搬送練習)も、亀山公園内のあずま屋に変えることにしていた。
 これらは一般参加者には伝えておらず、数名の方から直前のキャンセルが相次いで26名に減ることとなった。天候次第では、前回の雪道歩行に引き続き、天気によってリスクが大きくなった道をクリアするよい機会なので、濡れた岩場の歩き方などを丁寧に説明することで予定どおり実施した。
 ストレッチののち、3班に分かれ出発する。9時50分、標識88から清滝川左岸道に入る。上流の雨か雪解け水のためか川の水量が普段より多く、少し濁り気味である。西明寺のツツジの壁も冬枯れ状態。川岸の料理屋さんの明りも消えている。高雄橋から右岸へ。関西電力のダムも全開していて全放水状態だ。ここで蓄えた水は水路やトンネルで下流の発電所に送られていることを説明する。清滝橋から左岸へ。道の両側の北山杉の整列が美しい。また、ところどころで川岸の流木が出水時の水面を示していて恐ろしい。川岸が削られ急に狭くなった所に丸太が数本置かれ、一人がようやく通れる幅が確保されている場所がある。数年前の台風による大雨の爪跡だ。
 潜没橋を渡る。狭い峡谷の流れは、水量が増すと水面が上昇して橋は水没する。欄干などを付けずに、流れる水による力を小さくして流されるの防ぐ造りの橋である。
 川岸をしばらく進むと岩の上を歩くことになる。濡れて光っている岩の斜面は滑りやすそうである。注意深く見て、凸凹のある所を探して、その場所に靴底をしっかり押しつけると滑りにくいことを説明して試みる。それを見て、後に続いてもらう。靴をどこに置くか迷っている人には、その場所を示す。全員通過を確認して前進。
 右からの支流を越えると、愛宕山表参道の入口広場に到着する。ここで昼食。空が明るくなって薄日が射し、雨の心配もほとんどない。予定どおりの計画実施を確認する。
 昼食後、40リットル以上の大型ザックを使って背負い搬送の練習をする。リーダーから説明後、実際に試みてみる。はじめはふらふらして危なっかしそうであるが、慣れてくるとしっかりしてくる。
 13時30分に出発。左岸の西山標識1から少し進み、青龍橋から右岸を進む。急斜面の崖下の道には、角のある岩屑が転がっている。やはり、降雨時は落石のリスクが大きい道である。岩場を越える道にも少し慣れたのか、ゆっくり歩いて全員クリアする。
 潜没橋を越えると落合橋である。続いてトンネル。トンネルを出た所を左折して、保津峡展望所に出る。ここでよく出合う保津川下りの船の姿は見えなかった。
 この後、六丁峠に向かって舗装道路の登り道。六丁峠から一転して下り道。鳥居本から嵐山地区へ。亀山公園の咲き始めた紅梅を楽しんだのち川岸を歩く。渡月橋から中之島公園を通過する。標識24のある次回集合場所で解散。16時30分。濡れた岩場を慎重に歩いて、解散時刻が予定より30分遅くなったが、安全第一で終ったのが何よりだった。(K.O)
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《時間記録》2月22日
栂ノ尾(9:45)〜清滝(11:45〜13:25)〜落合(14:30〜14:35)〜六丁峠(15:05〜15:10)〜嵐山(16:20)〈1班〉
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